サラリーマンカメラマンのtudraのブログ

34歳で既婚子ありのサラリーマンカメラマンの本業、副業、日常のついてのアレコレ

初任給17万、地方の営業カメラマンの給料の相場

どうも

ツドラです。

 

実際カメラマンになって稼げるの?

みたいな疑問を持つ人も多いかと思います。

 

これは他の職種にも言えることですが、ピンキリです。

大手の広告会社に属していたり、事務所を立ち上げてフリーで売れっ子になったり、写真業の会社の経営者になったり‥

これなら稼げます(当たり前だろ汗)

 

これからカメラマンになる人に伝えたいのは、「基本的に儲かる業種ではない」ということです。それが当てはまるのが、世の中で1番数が多い「営業カメラマン」です。

 

結婚式、学校、写真館などで一般のお客さんの記念写真をとる業種です。

これは「儲かりません」

写真館のオーナーやその会社の経営者になれば別の話ですが、現場である限り厳しいのが現実です‥。

写真業に限らず、広い意味で捉えるならコレらは「サービス業」に準ずるからです。

金融や不動産、メーカー系と違い生活に必需となる部分は低いです。

また写真に限らず、サービス業は値下げ合戦の時代で高単価のモノが売れず、それによっておのずと給与も期待できません‥。

 

地方の写真スタジオや営業写真の会社にいくと若い人だと、総支給額が20万を切るのが当たり前です。実際に僕も最初に正社員で就職した会社の給料は17万でした。

もっと低い知人は15万以下という人もいました‥(^^;

 

ここまで低いというのも、なかなかですが理由として、いくつかの要因はあります。

 

 

まず、会社に給与交渉が出来ない事だと思います。

カメラマンは撮影することが好きな人間がなる職業です。故に「好きなことが出来ているなら、お金にはこだわらない」っていう人が普通に結構います。僕も昔、一緒に仕事したブライダルフォトグラファーで、海外コンテストで受賞歴もあり、他社のカメラマンも名前を知っているくらい上手くて、展覧会を開いて多くの人を集めるカメラマンがいましたが、その人は月給20万程度でした‥。(年齢は35歳くらいです。)

 

独立か転職でもっと収入は増えるのに‥と僕は思っていましたが、彼からすると不満はないようです(それならええやん、、って結果ですが汗)

 

これからカメラマンを目指す若い人には、ぜひ学業を頑張っていただきたいです。

偏った見方になるかもしれませんが、写真に限らず映像、音響、アニメーション、デザイン、イベント業などを高校くらいから進路に考える人間の中には、「勉強もスポーツもダメだったヤツ」が多いです。

(僕もしっかり勉強はしてきませんでした!笑)

 

「センスがあれば、どうにでもなるっしょ?」という考えで勉強ももくにせず、専門に進学する人たちを見てきました‥。

僕も過去に戻れるなら写真よりも勉強を優先して頑張ります汗

学がなくても社会に出てから努力でリカバリーは出来ますが、学があったら選択肢は増えます。

そして大学を出てれば、大手の広告会社や制作会社に入り、高給クラスのカメラマンになりやすいです。

 

 

その他の理由として、カメラで撮影する事が特別ではなくなっていると言う事です。

 

昔はカメラの普及もそこまでありませんでした。

高価なシノゴや中判フィルムカメラは写真館にしかなく、ライティングや現像は職人の専売特許のソレで、一般の人が同じように撮るなど無理な話でした。

 

しかし今はデジタルカメラの普及とパソコンと編集ソフトが誰にでも手に入る時代です。

写真館で使っているカメラと写真好きなパパが持ってるカメラが同じ機種という時代がきました。

もはや、「カメラで撮影という商業的な行為に価値がなくなっているのです。」

(そのカメラマンの人柄やキャラなどでお客さんを呼ぶ事はできますが。)

 

それよりもこれからは美容や衣装、空間など撮影以外の付加価値を高めていくことが重要になってくると思います。

インテリアを考えたり、撮影に付随するイベントを考えたりなど‥‥。

「撮影だけするカメラマンの需要は0になります」

 

 

というように時代と共に、カメラマンの求められるスキルや目指す立ち位置は変わっていくのです。