サラリーマンカメラマンのtudraのブログ

34歳で既婚子ありのサラリーマンカメラマンの本業、副業、日常のついてのアレコレ

ブラック企業で社長とバトルしたカメラマン

どうも

ツドラです。

 

僕は今まで正社員として勤めた会社は3社ほどになります。

今まで勤めた中で、特にヤバかった1社をご紹介したいと思います‥。

 

その会社は都内に小さな事務所兼スタジオを構えており、ブライダルをメインの撮影としているカメラマン事務所でした。

社員数は僕以外で4人、ウチ2人は社長とその奥さんが専務を務めていました。

 

もともと社長と僕は同じ業界の顔見知りでした。別の写真会社で勤めていた僕を「ウチに来ないか?」と誘っていただく形で、その会社に入社しました。

 

僕はその会社の撮る写真が好きでしたし、マネージャーというポストで引き抜いてくれたという「ああ、僕を評価してくれているんだな‥」という嬉しさから、2つ返事でOKしました。

 

 

しかし、この安易な考えが悲劇の始まりでした‥‥。

 

 

入社するに当たって、まだ、その時に在籍していた会社に辞表を出し、引き継ぎや有休消化をしている段階の頃です。そのぐらいから社長と頻繁にメールをやりとりする様になっていました。

 

そのやりとりの内容が、、、

 

・次の日曜にこんな撮影があるんだけど、サポートで入ってくれない?(無給で、電車賃も出ないという内容でした汗)

 

・ウチのホームページとかSNSのスタッフ紹介で君の事をもう紹介していい?(イヤ、まだ今の会社に在籍しているけど‥)

 

・ウチの会社はSNSに力を入れていて、ブログ、フェイスブック、インスタをやってるんだけど他の社員とルーティンで担当してもらっていい?とりあえずアップしてみようか?(イヤ、だから!まだ今の会社に在籍しているけど!)

 

まだ正式に入社をしていないのに、ガンガン仕事を依頼してくる始末‥。

 

少しイヤな空気は感じていましたが、頑張ろうという気持ちも強かったので、僕もそれに応じていました(^_^;)

 

しかし、そもそも落ち着いて考えたら、少しヤバイ雇用条件でした。

 

・年収450万の条件だが、研修中の3ヶ月は月給15万‥(時給換算をしたら、東京都の最低賃金を楽勝に下回りました汗)

・機材は全て自分で揃えて、会社からの貸し出しは一切なし(正社員カメラマンでこの条件は普通ないだろ‥)

 

しかし当時の僕は盲目状態。

この会社の為に頑張ろう!と一直線な気持ちでした。

 

でも実際に働き始めたら、なかなかもモノでした💧

 

12時間の長時間勤務や休日も御構いなしの電話や仕事のフリ(休みの日に写真を撮って社長に提出しなくてはいけない、などという謎の課題も‥)

業務のオペレーションもメチャクチャで改善を訴えても聞く耳を持たずヽ(;▽;)ノ

 

極め付けは、僕よりも先に入社している2人の社員さんですが、10年近く勤めているのに手取りは17万くらいとの事😱(これは社長自身が言ってました汗)

 

また社長の気分で社員に「もっと上手くなる為に、このレンズを購入しろ!これは業務命令だ!」と自腹で強制的に機材を購入という事もありました。

僕も実際追加で半ば強引に購入させられました‥。

 

マジかと思ったのは、「君は日本語が苦手だから漢検を受けなさい、テキストや受検費は自腹だよ、落ちたら反省文な」や「君も良い歳だから高価なものを持ちなさい」と言われて高価な時計を自腹で購入させられていた先輩もいました😵

 

もう独裁国家です。

 

そんな感じで会社に対して不信感が積もり始めた頃に僕は社長に呼び出されました。

 

休みの日にカフェに呼び出された僕。

2人で席についたら社長が話し始めました。

「もうすぐ研修期間が終わるが、君の働きっぷりを見ていたら当初の条件では雇用できない、月給は17万くらいになる」と。。。。。

 

はぁ?

いきなりかよ!

明後日には研修が終わるのに!

 

特に仕事でミスもなく、そつなくこなしてたのに何故?

って当初の年収より100万以上下がってるじゃねーか!

 

仮に僕自身が力足らずでも、その条件はいきなりなくないか‥‥?

 

 

カフェから家に帰り、妻に報告。

「もー辞めちゃえば?」

以前から妻も会社に対する不信感もあり、今回の話を聞いて呆れた様子。

 

しかし怒りに満ちてた僕は、労基や弁護士に相談する準備を進めていました。

社長にもメールで「今回の件は、労働法的に問題ない事なのでしょうか?僕自身、知識不足なので然るべき場所に相談してみたいと思います」と送りました。

 

翌日の夜10時近く‥

社長から「これはどういう事だ?君は懲戒解雇ね」と電話が来ました。

 

ここからバトルです。

あちらからは、、、

「うちの顧問弁護士に相談しているが君が何を言ってるのか分からないと言ってるよ?」

「君にその給与を払う価値はない」

「もう明日から来なくていい」

 

もうブチギレてます汗

 

僕も何かしら、やり返してやりたい気持ちもありましたが、3ヶ月という短い期間の関係と、こんなネガティブな行為に労力を使うのは人生として良くないと思い、、、

「僕の考えが可笑しかったです。申し訳ありません。退社します。」と上辺だけの謝罪をし辞めました。(懲戒解雇も免れました笑)

 

研修期間の月収を労働時間に換算したら、都内の最低賃金を下回っていた部分は、きっちり請求しましたが、残業代については「会社から残業を支持してはいない!」と吠えていたので、もうイイヤと思い諦めました(~_~;)

 

 

いきなり仕事は無くしましたが、アルバイトと契約カメラマンの仕事をすぐ見つけ働き始め、今はソコソコお給料を貰える会社に正社員で勤める事が出来てます(´∀`)

 

この前、久しぶりにブラック会社の社長のインスタを見てみましたが、乗っていた外車が国産車になってました笑